『抜粋版はお勧め出来ません』
僕は、カラヤン指揮、ベルリンフィルの「ニーベルングの指輪（全曲）」を購入し、その素晴らしさに感動しました。「ニーベルングの指輪（全曲）」を買った切っ掛けは、映画「地獄の黙示録」で有名な「ワルキューレの騎行」で、はじめ iTunes Store で色々な指揮者、オーケストラを買って、カラヤン指揮、ベルリンフィルのが一番僕好みだったので、CD 「どこかで聴いたクラシック II はじけるメロディー」（カラヤンの「ワルキューレの騎行」入り）と、CD 「カラヤン／ベスト・オブ・ベスト」の中に収録してされている「ワルキューレの騎行」を iTunes ストアで購入しました。この二つの収録時間は大幅に違い、前者が６分１１秒、後者が２分３７秒で、聴き比べたら違った印象を受けましたが、これは全く同じ音源、つまり、「ニーベルングの指輪（全曲）」の「ワルキューレの騎行」（８分１１秒）の先頭から、それぞれ短く切っており、その長短で印象が違って聞こえたのです。音楽を愛するものとして、ユニバーサル・ミュージックの楽曲に対する粗雑な扱いに呆れてしまいました。ですから、この抜粋版は持っていませんが、上記に書いたユニバーサル・ミュージックのあまりに音楽に対する無神経さは骨身にしみており、この抜粋版が、同様な粗雑な扱いを受けていない保証は出来ません。確かに「ニーベルングの指輪（全曲）」は 28,000円しますが、この抜粋版 CD を買って、さらに全曲版を買うなら、全くのお金の無駄遣いです。この抜粋版に 1,500円のお金を支払うなら、1,500円ディスカウントされた気になって、全曲版を買うことを是非お勧めします。いかにユニバーサル・ミュージックが音楽に対して非礼でも全曲版には小細工をする余地がありませんから。なお、全曲版を買う前にちょっとでも良いから全曲版の音源から採られた、カラヤンの巧さを判断したいなら、iTunes Store で 150円で買える、CD 「どこかで聴いたクラシック II はじけるメロディー」版の「ワルキューレの騎行」が音源を途中でカットされていますが、一番ましでしょう。iTunes で「ワルキューレの騎行」で検索すれば一番上にヒットします。ちなみに、この投稿文にドイツ語固有のアルファベットを記述出来なかったので検索キーワードは示せませんが、Sir Georg Solti の「ワルキューレの騎行」があります。３分程度のカット版ですが。