『音楽に悩んでた時期の作品だけど、かなりいいです。』
アップテンポが多いので、案外楽しいアルバムに思えるかもしれませんが、フミヤ自身はかなりスランプに陥ってしまっていた頃でした。ヒットという重圧に苦しんでいた感じです。
楽曲としては「恋の気圧」の弾け具合が本当にフミヤらしいポップな曲で、この曲をシングルにしてほしかったです。新しいフミヤのイメージが出来ていたかも知れません。（願い叶って次の年に「Ｓｔａｙ　ｗｉｔｈ　ｍｅ」という久々のアップテンポのシングルをリリースした。）
アルバムはだんだん上り、真ん中のピークから、徐々に下がるの構成がいいですね。たしかスポーツドリンクを飲むような感じをアルバム紹介のときにしていましたけど、まさにそんな風に作ってます。
音はそれ以前のアルバムに比べたら、かなりデジタルサウンドでしたが、どれもフミヤらしくて好きでした。さすがにポップスシンガーらしいです。

そして僕の人生の応援歌ともいえるシングル「風の時代」がアルバムの最後に収録されてるのがとても嬉しいです。